そもそも、牛の乳を飲むようになったのって飛鳥時代頃からだそうです。
(違っていたらごめんなさい、、、だいたいそれくらい昔ってことで)
昔は乳は食事というより滋養の薬として飲まれていたんですって。
当然、庶民の口に入るものではなく皇族や貴族だけのものでした。
それから江戸時代の末期までは、日常で乳を飲むという習慣は日本にはありませんでした。
やがて、日本は世界を相手に戦争をする時代になるのですが、、、
欧米人の兵隊に比べて、日本人の兵隊の体格が劣っているのは明らかで、
「こりゃあ、欧米人と同じようなものを食して体を作らないと負けちゃうぞ!」
って考えたんですね。
そこで注目したの、奴らがゴクゴク飲んでいる牛乳。
牛乳を飲めば体が立派になるらしい、、と言う風潮が広まりました。
そのあたりがたぶんきっかけ、というか、、
今のお母さんのお母さん(つまりおばあちゃん)世代は、戦後10?20年くらいに生まれた世代ではないでしょうか。
実は私もその世代なんです(^^;)
「牛乳を飲んで元気になろう!」
「牛乳を飲むと体が大きくなるよ!」
って言われて育った気がします。
このホームページを運営している今でさえ、牛乳は体にいいって言う信仰は捨てきれませんから、子供の時の教育とはすごいものです。
そんな風潮がまだ強く残る時代に、粉ミルクというものがメジャーになりました。
多くのお母さんが、母乳よりも粉ミルクの栄養価を信仰していたんですね。
私が子供の頃ですが、お母さんが自分の母乳を赤ちゃんにあげている所を見ると、なんだかとても原始的で古臭い感じがしていました。
ミルクのほうが先進的な育児だと思っていましたよ。
今もミルク育児での注意点であげられることに、赤ちゃんの肥満がありますが、当時は赤ちゃんは太ってなんぼ。
「まるまると太った健康そうな子だ。 いい子 いい子」 って感じでしたね。
なんたって、その前の世代になると戦中・戦後、ガリガリに痩せている子供がウロウロしている時代ですから。
ただミルク育児を全否定して母乳にこだわる必要はないかと思います。
某掲示板で繰り広げられているミルク育児派と母乳育児派の言い争いなんてまったくナンセンスですね。
授乳を卒業した人なら
「もうあなたは終わったんだから大きなお世話」
と思うし、
授乳中の人なら
「くだらない書き込みしている暇があったら他にやることあるだろうが!!」
って思っちゃいます。
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