お悩みコラム

えっ、昔はミルク育児?(授乳の考えの移り変わり)
今は、多くの助産師さんや産婦人科医が母乳育児を推奨しているのはご存知ですよね。
でも、それは昔からそうだったわけではないんです。
・・・というより母乳で育てましょうといった考えが広まったのって、けっこう最近のことなんですよね?

そうそう、70年から90年初めくらいまでは、ミルク育児こそ理想的な育児って唱えていた方もたくさんいました。

そもそも、牛の乳を飲むようになったのって飛鳥時代頃からだそうです。
(違っていたらごめんなさい、、、だいたいそれくらい昔ってことで)

昔は乳は食事というより滋養の薬として飲まれていたんですって。
当然、庶民の口に入るものではなく皇族や貴族だけのものでした。

それから江戸時代の末期までは、日常で乳を飲むという習慣は日本にはありませんでした。

このころは全てのお母さんが完全母乳育児だったんですね(^^)
明治に入って欧米の文化が日本に入ってくると、牛の乳というものが庶民にとってぐっと身近になったそうです。
ミルクそのもだけはなくチーズやクリームといった乳製品も少しずつ庶民に広がってきました。
(たぶん高かったでしょうけどね)

やがて、日本は世界を相手に戦争をする時代になるのですが、、、

欧米人の兵隊に比べて、日本人の兵隊の体格が劣っているのは明らかで、

「こりゃあ、欧米人と同じようなものを食して体を作らないと負けちゃうぞ!」

って考えたんですね。

そこで注目したの、奴らがゴクゴク飲んでいる牛乳。
牛乳を飲めば体が立派になるらしい、、と言う風潮が広まりました。

そのあたりがたぶんきっかけ、というか、、
今のお母さんのお母さん(つまりおばあちゃん)世代は、戦後10?20年くらいに生まれた世代ではないでしょうか。

実は私もその世代なんです(^^;)

すっごくわかる??!
私も子供頃は、母からも学校の先生からも

「牛乳を飲んで元気になろう!」
「牛乳を飲むと体が大きくなるよ!」

って言われて育った気がします。

そうですね。
とにかく「牛乳は体にいい」っていう時代でした。
(確かに体にいいことには間違いないですが)

このホームページを運営している今でさえ、牛乳は体にいいって言う信仰は捨てきれませんから、子供の時の教育とはすごいものです。

そんな風潮がまだ強く残る時代に、粉ミルクというものがメジャーになりました。

多くのお母さんが、母乳よりも粉ミルクの栄養価を信仰していたんですね。

私が子供の頃ですが、お母さんが自分の母乳を赤ちゃんにあげている所を見ると、なんだかとても原始的で古臭い感じがしていました。
ミルクのほうが先進的な育児だと思っていましたよ。

今もミルク育児での注意点であげられることに、赤ちゃんの肥満がありますが、当時は赤ちゃんは太ってなんぼ。
「まるまると太った健康そうな子だ。 いい子 いい子」 って感じでしたね。
なんたって、その前の世代になると戦中・戦後、ガリガリに痩せている子供がウロウロしている時代ですから。

そんな当時の常識から、研究が進んで今は母乳のほうが推奨されてるんですねぇ。
昔の常識がひっくり返った感じですね。
そうですね。
ただ、そうやって育った私や、あなた。
特に人生で問題が起こったかというと、そんなこともないのも事実です。
確かに、その当時は母乳が出ていてもミルクをあげていたようなお母さんは乳腺炎になりやすかったでしょうし、
虫歯の子供も多かったかもしれません。
でもいろいろなことが全てミルク育児に直結しているわけではないと思います。

じゃあ、ミルク育児でも何の問題もないってこと?
私の個人的な考えでは、現代で推奨されてる母乳育児を勧めます。
まして母乳が出ているのに粉ミルクを与える必要などあるわけないし、母乳の出が悪い方も母乳をたくさん出せる方法も研究されていますから、少し努力をしてみてはいかがでしょう、という考えです。

ただミルク育児を全否定して母乳にこだわる必要はないかと思います。

某掲示板で繰り広げられているミルク育児派と母乳育児派の言い争いなんてまったくナンセンスですね。
授乳を卒業した人なら
「もうあなたは終わったんだから大きなお世話」
と思うし、
授乳中の人なら
「くだらない書き込みしている暇があったら他にやることあるだろうが!!」
って思っちゃいます。

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